プラセンタで肝機能の検査値がみるみるよくなる

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プラセンタは肝障害に適応

現在、プラセンタは肝障害の治療剤としては「ラエンネック」が厚生労働省の認可を得ています。
プラセンタが肝障害に効くメカニズムを紹介する前に、その理解のため基本となる肝臓と肝障害の概略を簡単に説明しておきます。

肝臓は、私たちの体の中の最も大きな臓器で、成人男性で1500gぐらい、成人女性で1300gぐらいあり、約2500億個の肝細胞でつくられています。
再生力にたいへんすぐれ、肝臓の60~70%を取り除いても、残りの30%が増殖を繰り返すことで元に復元することができるほどです。

なお、肝臓の主な働きは、「代謝」「解毒」「短銃分泌」の3つです。
肝臓は、約200種類の酵素を使って、500種類以上の化学処理を行っている”一大化学工場”といえます。

  • 代謝
    私たちの体は、食事から栄養分を取り入れますが、それがそのまま体で使われるわけではありません。
    牛肉のタンパク質と、人間のタンパク質とは違うということです。
    食事から得る栄養分を化学処理して、人間の体に役立つ栄養分につくりかえる働きを「代謝」といい、肝臓で、糖、タンパク質、脂質の3大栄養素の代謝が行われます。
    その結果、体が必要とする以上に余分が出れば、蓄えたりもします。
    ビタミンやミネラルにしても、体内で働けるように、肝臓で活性化されてから、全身に送り出されます。
  • 解毒
    毒物や有害物質などを解毒し、排泄します。
    アルコールや薬物も異物とみなされ、解毒の対象となります。
  • 胆汁分泌
    胆汁を合成・分泌し、十二指腸で脂肪の消化・吸収や、ビタミンの吸収に働きます。
    また、胆汁は体に毒なビリルビン(黄色の胆汁色素。便が黄色っぽかったり、黄疸で皮膚が黄色っぽくなるのは、この色素のため)やコレステロールを排出する働きもあります。

なお、肝臓は体内の血液の10%以上を蓄えている”血液の貯蔵庫”でもあり、体内を流れる血液の調節もしています。

肝炎→肝硬変→肝臓ガンと進行

肝臓障害には脂肪肝やアルコール性肝炎、ウイルス性肝炎(B型肝炎、C型肝炎など)、肝硬変、肝臓ガンなどがあります。

脂肪肝

アルコールの飲み過ぎや栄養の偏り、肥満などにより肝細胞に多量の脂肪がたまって、肝臓の働きが妨げられる、現代ではたいへんポピュラーな疾患です。

アルコール性肝炎

アルコールの飲み過ぎにより、肝細胞に炎症が起こり、肝臓が障害されます。

ウイルス性肝炎

肝炎ウイルスの感染によって起こる肝炎をいい、肝炎ウイルスの種類により、A型、B型、C型、D型、E型、G型の6種類が確認されています。
普通、日本で問題になるのは、B型とC型で、どちらも血液で感染するのですが、C型は感染力が弱く、一方、B型は感染力が強く、唾液や体液などによって感染の起こることもあります。

肝硬変

肝臓が硬く萎縮して、血液が充分にゆきわたらなくなり、肝臓の機能が低下する状態をいいます。
B型肝炎やC型肝炎で、肝細胞の炎症が末期状態になると、肝細胞が破壊され、線維芽細胞(組織の硬い部分を形成している細胞)に置きかわりますが、これがどんどん増えて、ついには全体が硬くなるとともに、萎縮してしまうものです。
なお、C型肝炎から肝硬変になる場合が一般的です。

肝臓ガン

肝細胞にガンが生じる肝細胞ガンを、肝臓ガンと呼んでいます。
一般的に、肝炎→肝硬変→肝臓ガンと進行するケースが多く、原因の肝炎のうち、約60%がC型肝炎、約25%がB型肝炎、両者の合併が5%、そしてアルコール性肝炎が約10%といわれています。
それだけに、肝臓ガンの予防には、肝炎の段階で治癒することがなりより重要です。

インターフェロンと副作用

現在C型肝炎ウイルスを完全に除去できる薬は唯一「インターフェロン」のみで、C型肝炎の患者が使用すると、その20~30%の人に特効があって、C型肝炎ウイルスの消えることが認められています。

インターフェロンはそもそも、「ウイルスの感染した細胞は、ウイルスの増殖を抑制する物質をつくる」という考え方に基づいて発見された物質で、ウイルスの増殖を抑えるだけでなく、ウイルスの感染した細胞が増加するのを阻害する働きのあることもわかっています。

しかし、インターフェロンには問題が多く、C型肝炎の患者でもその70~80%には効かないわけですし(その判定は、2週間ぐらいの投与で判断がつきます)、効果のある人の場合でも、発熱や悪寒、頭痛、筋肉痛、嘔吐、食欲低下、全身倦怠感といった副作用があり、なかには、うつ病や精神分裂症、肺炎、甲状腺機能障害などを発症することもあります。
さらに、インターフェロンは高額な薬剤の筆頭格で、経済的負担も無視できません。

C型肝炎というと、インターフェロンを使うのが常識のようになっていますが、このように、インターフェロンが決して万人に対する特効薬とはいえないことを知っておく必要があるでしょう。

とはいえ、ウイルス性肝炎は治らない、いつか肝硬変になって、肝臓ガンを起こすことになるなどと悩んでむやみに落ち込まないことです。

B型肝炎にしろ、C型肝炎にしろ、ウイルスに感染しただけですぐに生命を落とすことはほとんどなく、しかも肝硬変に移行するまでにおよそ10~30年の期間あるわけです。
そして、症状が進行する原因は炎症を繰り返すことですから、治療としては炎症が起こらないようにすればいいことになります。
そうすれば、B型やC型の肝炎ウイルスを消すことができないにしても、症状を軽減し、進行を止めることはできるのです。
ウイルスをいたずらに敵対視するのではなく、ウイルスと共存しながら、普通の生活ができるようにするのもひとつの治療方法といえます。

免疫力が低下すると炎症を起こしやすい

肝障害の治療は、炎症を起こさないようにすることがカギを握っているとわかりました。
次にどうしたら炎症を起こさずにすむか理解するために、まず、肝細胞がどのようにして炎症を起こすのか、そのしくみを探ってみましょう。

B型肝炎やC型肝炎など、ウイルス性肝炎の場合からお話してみます。

私たちの体はウイルスが入ってくると、これを退治しようとして生体防御システム=免疫システムが働きます。

免疫システムが働く結果、免疫細胞とウイルスが攻防を繰り広げることになりますが、免疫細胞の主要な武器となるのが、”両刃の剣”の異名を持つ、活性酸素です。
活性酸素は適量であれば、敵を殺傷するものの、過剰になると一転、味方をも殺傷してしまう、まさしく両刃を使い分ける存在なのです。
ここで、ただならぬウイルスを殺傷するためとあって、活性酸素を過剰に発生し、その結果、ウイルスのみならず、周囲の細胞や組織も障害(酸化)してしまい、炎症を引き起こすことになりやすいのです。

つまり[B型ウイルスやC型ウイルス]と[免疫細胞]の闘いで、[免疫細胞]の武器である活性酸素によって、肝細胞が炎症を起こしたのが、B型肝炎やC型肝炎などのウイルス性肝炎ということになります。

なお、免疫力が弱まっていると、活性酸素は一段と大量に発生し、それだけ炎症を起こしやすくなります。

ですから、ウイルス性肝炎を発症させないためには、免疫力を高めるとともに、活性酸素を除去することがポイントになります。

アルコール性肝炎

アルコール性肝炎は、アルコールの飲み過ぎによって、肝細胞が炎症を起こすわけですが、これは多量のアルコールが引き金になって活性酸素が過剰に発生し、この活性酸素によって肝細胞が酸化されることによるものといえます。

また、アルコールの飲み過ぎや過食などは、肝臓に脂肪を蓄えることになりますが、同時に活性酸素を大量に発生させることにもなります。
脂肪は活性酸素に攻撃されると、過酸化脂質となりますが、これが一筋縄ではいかない曲者です。
つまり、過酸化脂質は不安定で攻撃的な存在であるため、何とか安定しようとして、周囲の細胞と反応して、今度はその細胞を過酸化脂質化させてしまいます。
すると過酸化脂質化した細胞がまた周囲の細胞をと・・・次々に影響を及ぼしていくのです。
クッキング用の油にしても古くなると黒く変色するのは、この連続的な過酸化脂質化の結果です。
これが、肝臓で起こっていると考えれば、いかに障害されているかがわかるというものです。

肝臓は、ウイルス感染やアルコール、過食によるだけでなく、ほかにもいろいろな要因により活性酸素を大量に発生させやすい臓器として知られます。
例えば、肝臓では、有害物質や薬物を各種の酵素によって解毒しますが、この時、酵素は活性酸素を生成して、有害物質や薬物に振りかけて無害なものにしているのですが、活性酸素が過剰に生成されやすいといえます。

そのうえ何より、私たちの体は、一つひとつの細胞の中のミトコンドリアという小器官で、ブドウ糖と酵素を反応させてエネルギーをつくっており、その際、酵素の約2~3%が活性酸素に変身するのですが、肝臓は約2500億個の細胞でできているうえ、1個の細胞の中に、このミトコンドリアが2~3個あり、それだけ活性酸素の生成量も多くなるという具合です。

このように肝臓は活性酸素の温床であり、肝細胞が酸化により障害され、炎症を起こす危険性はきわめて高いといえます。
もちろん、私たちの体は、活性酸素を消去するSODなどの酵素を持っていますし、肝臓にはすぐれた復元力もあって、対抗策には怠りありません。
しかし、活性酸素除去酵素の分泌が40歳を過ぎる頃から減ってきて、その減少にともない活性酸素の悪行を防ぐ戦いにも影がさしてくるよになるのです。
肝障害が、中年期から増加する大きな原因のひとつがここにあります。

プラセンタにすぐれた活性酸素の消去能力

確かに中高年期から活性酸素を消去する酵素の分泌が減ってきますが、だからといってまったくのお手上げというわけではありません。
抗酸化ビタミン[ビタミンA・C・E・B群など]や抗酸化ミネラル[セレン、マンガン、鉄、銅、亜鉛など]、その他の抗酸化物質[フラボノイド、カロテノイド、タンパク質、尿酸など]が、活性酸素の消去に働いてくれます。

ところで、プラセンタに、活性酸素を消去するすぐれた働きのあることが、動物実験で確認されています。

星薬科大学衛生科学教室の渡辺聡薬学博士と福井哲也薬学博士はマウスを使って、プラセンタエキスの抗酸化作用について検討する実験を行っています。
インターネット上で下のような実験報告をしています。

ヒト胎盤抽出物中の抗酸化物質に関する研究
衛生科学教室 渡辺聡、福井哲也ヒト胎盤抽出物(プラセンタエキス)は化粧品や医薬品原料として用いられており、抗炎症作用、抗腫瘍作用およびメラニン生成抑制作用などを示す成分が存在する可能性が示唆されている。
胎盤の役割のひとつは胎児を酸化的ストレスから防御することであり、従って胎盤組織中には活性酸素・フリーラジカル消去作用を有する強力な抗酸化活性成分が存在する可能性がある。
そこでプラセンタエキスの抗酸化作用とその活性成分について検討した。プラセンタエキスを<i>in vitro</i>の活性酸素系に添加すると、基質と活性酸素との反応による反応生成物の現象が認められた。
このときの50%阻害濃度は約0.45%であり、これは抗酸化ビタミンであるα-トコフェロール71μMに相当する抗酸化活性であった。
次に、プラセンタエキスが生体内でも抗酸化作用を示すかどうかを、マウスの急性アルコール肝障害モデルを用いて検討した。
急性アルコール肝障害は、エタノールによる肝臓組織での活性酸素生成量の増加と抗酸化酵素活性の低下による酸化的ストレスに伴って生じることが示唆されている。
ddYマウスにプラセンタエキスを3日間経口投与したのちエタノールを腹腔口に投与し、血清GOTおよびGPT活性を肝障害のパラメーターとして測定した。
また同様に、肝臓組織中のチオバルビツール酸反応性物質(TBARS)量、還元型グルタチオン(GSH)量および抗酸化酵素活性を酸化的ストレスのパラメーターとして測定した。
エタノール投与群ではGOT活性は対照群の1.9倍、GPT活性は1.4倍に上昇し、これはプラセンタエキス併用投与群ではそれぞれ対照群の1.3倍および1.1倍に抑制された。
また、肝臓組織中のTBARSは対照群の2.5倍に増加し、GSHは0.7倍に減少したが、プラセンタエキス併用投与群ではそれぞれ1.4倍および0.9倍に抑制された。
さらに活性酸素やフリーラジカルの消去に関与する抗酸化酵素の活性は、エタノール投与群では平均して対照群の約0.6倍に低下したが、プラセンタエキス併用投与群ではこれが約0.9倍に回復した。
以上の結果から、プラセンタエキスが経口投与でも抗酸化素養を示し、エタノールによろ肝臓組織の酸化的ストレスと肝障害の発生を抑制することが示唆された。

プラセンタの役割のひとつは、胎児を酸化から防御することであり、したがって、プラセンタに活性酸素の消去作用を持つ強力な抗酸化活性成分が存在する可能性があると考えたわけです。

そして、動物実験の結果から、プラセンタエキスが経口投与でも抗酸化作用を示し、肝臓組織の酸化と肝障害の発生を抑制することを明らかにしたのです。

プラセンタは肝硬変にも有効

プラセンタには、肝障害の元凶である活性酸素を除去する作用が確認されているとともに、肝障害の予防・改善を促す、次のような各種の作用があることがわかっています。

  • 肝臓全体の働きを強める作用
  • 肝臓の解毒の働きを促す作用
  • 肝炎ウイルスn負けない免疫力を高める作用
  • アルコールや薬物び対する解毒力を高める作用
  • インターフェロンの自己生産を促進する作用
  • アルコール性肝炎やウイルス性肝炎などの炎症を抑える作用
  • 炎症などによる壊れた組織の修復を促す作用
  • 新しい細胞の形成を促す作用

そして、プラセンタには、細胞や臓器の再生物質として注目される「肝細胞増殖因子」が含まれ、肝障害の治癒に大きな効果を発揮するものとみなされています。

肝臓は70%が切除されても、元に戻るわけですが、この驚異の復元力を可能にしているのが、この肝細胞増殖因子であり、肝細胞が炎症などで壊死するのを防ぎ、修復・再生させることがわかってきています。

そのため、プラセンタは肝硬変の改善にも効果を示すことがわかっています。
プラセンタは現在、厚生労働省が承認している医薬品の中で、肝硬変に効く唯一の医薬品です。

医学的には、注射などによりこの肝細胞増殖因子の遺伝子を投与する”遺伝子治療”を実際に、患者に応用するための準備段階にあります。
とはいえ、それが本当に医療の現場で使われるまでにはしばらくの時間がかかるだろうと予測されており、その意味でも、肝細胞増殖因子を含むプラセンタはいますぐにでも手軽に利用できる、たいへん有益で貴重な存在といえるものです。

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